菊池和澄は『税金で買った本』今村まひろ役|ゲゲゲの女房で演じた二役とは

2026年7月期のNHK夜ドラ『税金で買った本』に、前髪で目元が隠れた小柄な図書館員が登場します。寄贈の申し出を断れず、処理しきれない本を山積みにしてしまう資料課寄贈係の今村まひろ。演じているのが菊池和澄(きくち あすみ)さんです。

「どこかで見た顔なのに名前が出てこない」と検索した方が多いのではないでしょうか。それもそのはずで、菊池さんは2008年から活動している芸歴18年の俳優です。しかも国民的な朝ドラで、ひとつの作品の中で二役を演じた経歴を持っています。

この記事でわかること

・『税金で買った本』今村まひろ役の俳優と役どころ
・『ゲゲゲの女房』で演じた二役の正体
・14年ぶりの朝ドラ出演で視聴者がざわついた理由
・高校や大学など学歴の公表状況と「早稲田説」の出どころ

菊池和澄は『税金で買った本』の今村まひろ役

NHKの番組公式サイトの出演者一覧に「今村 まひろ 菊池 和澄」と明記されています。憶測ではなく公式の情報です。

今村まひろは、市立図書館の資料課寄贈係で働く非正規職員という設定です。市民から「まだ読めるから」と持ち込まれる寄贈本を断ることができず、受け入れた本が未処理のまま積み上がっていく。図書館の現場が実際に抱えている問題を、そのまま背負ったキャラクターになっています。

元ヤンで物怖じしない主人公・石平紀一(奥平大兼さん)とは正反対のタイプで、押しに弱いまひろが紀一に引っ張られていく構図が、このドラマの見どころのひとつになっています。

『ゲゲゲの女房』で演じた二役は「7歳の布美枝」と「9歳の藍子」

菊池さんの代表作は、2010年前期のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』です。ここで演じたのが、ヒロインの子ども時代と、そのヒロインの娘の子ども時代という二役でした。

登場時期 役名 続柄
序盤 飯田布美枝(7歳) ヒロイン本人の少女期(大人期は松下奈緒さん)
2010年8月9日の週から 村井藍子(9歳) 布美枝の長女

序盤で「母親の子ども時代」を演じた俳優が、物語が進んで世代が変わったところで、今度は「その娘」として画面に戻ってくる。母と娘が似ているという設定を、同じ顔をキャスティングすることで説明してしまう演出でした。まんたんウェブが2010年7月27日付で、この再登場を報じています。

所属事務所MUKUの公式プロフィールでも、2010年の欄に「飯田布美枝 役」「村井藍子 役」と2つの役名が並記されています。当時の菊池さんは11歳でした。

14年ぶりの朝ドラ『虎に翼』で田沼玲美役

2024年、菊池さんは連続テレビ小説『虎に翼』に田沼(猪爪)玲美役で出演します。『ゲゲゲの女房』から実に14年ぶりの朝ドラ登板でした。

玲美は、ヒロイン・猪爪寅子の弟である直明とともに「東京少年少女保護連盟」で活動し、のちに直明と結婚して猪爪姓になる人物です。ややクセのある物言いをするキャラクターとして描かれ、放送中は視聴者の話題を集めました。

このとき一部の視聴者が「これ、ゲゲゲの藍子ちゃんでは」と気づき、西日本スポーツのWEBメディアが「素敵に成長した元子役が朝ドラ出演」として取り上げています。14年たっても子役時代の顔を覚えていた人が、それだけいたということでもあります。

菊池和澄のプロフィールと経歴

名前 菊池和澄(きくち あすみ)
生年月日 1999年1月10日
出身 茨城県
身長 150cm
特技 日本舞踊(岩井流)・歌・韓国語(TOPIK2級)
活動期間 2008年〜
所属 MUKU(アミューズ、アノレ、ヒラタオフィスを経て)

デビューは2008年、9歳のときです。テレビ朝日『炎神戦隊ゴーオンジャー』で楼山早輝の幼少期を、BSフジ『スミレ16歳!!』で塚本水樹と大山蓮華の少女期を演じています。デビュー作の時点ですでに一人二役をこなしているのが面白いところです。

その後も『相棒 season7』『Woman』『謎解きはディナーのあとで』『アリスの棘』『俺のスカート、どこ行った?』と、子役から地続きでキャリアを重ねてきました。映画では黒沢清監督の『贖罪』(2012年)、『メタモルフォーゼの縁側』(2022年)、『君のクイズ』(2025年)に出演。舞台でも『ブルーピリオド The Stage』(2022年)で森まる役、ミュージカル『カラフル』(2023年)で桑原ひろか役を務めています。

特技欄にある韓国語のTOPIK2級は公式プロフィールの記載です。日本舞踊は岩井流と流派まで書かれており、子役時代から続けてきた素養がうかがえます。

高校や大学など学歴は非公表

結論から書くと、菊池和澄さんの出身高校・出身大学は公表されていません。所属事務所MUKUの公式プロフィールに学歴の欄はなく、Wikipediaにも学歴の記述はありません。校名を断定している情報を見かけても、根拠のある一次情報ではないと考えたほうが安全です。

ただし「早稲田大学ではないか」という話には、はっきりした出どころがあります。菊池さんは2018年に舞台『塵、舞う。』へ出演しており、これが早稲田大学舞台美術研究会の公演なのです。公式プロフィールの舞台欄にも、団体名つきで記載されています。

とはいえ、大学の学生劇団が外部のプロの俳優を招いて公演を打つことは珍しくありません。出演記録は「その公演に出た」ことを示すだけで、在学していた証明にはならない。ここは分けて考える必要があります。

項目 確度 根拠
『税金で買った本』今村まひろ役 確実 NHK番組公式サイトの出演者一覧
『ゲゲゲの女房』での二役 確実 事務所公式プロフィールと2010年の報道
早稲田大学舞台美術研究会の公演に出演 確実 事務所公式プロフィールの舞台欄
早稲田大学に在学していたか 不明 公式・Wikipediaともに記載なし
出身高校 不明 公表情報なし

学歴そのものは分かりませんが、高校生から大学生にあたる時期に何をしていたかは公式の記録で追えます。2018年、19歳の年には短編映画『線引き』で主演を務め、同じ年に舞台『塵、舞う。』へ出演。翌2019年には日本テレビ『俺のスカート、どこ行った?』で茂木朱里を演じています。学業の内容は非公表でも、この時期に俳優としての仕事が途切れていなかったことは確かです。

『税金で買った本』の共演キャスト

役名 キャスト
石平紀一 奥平大兼
早瀬丸小夜香 西野七瀬
白井里雪 青木マッチョ
朝野亜沙子 磯山さやか
茉莉野美波 大友花恋
松浦英理 入山法子
今村まひろ 菊池和澄
灰坂坑太 新原泰佑
山田栄介 下川恭平
堀田係長 川島明(麒麟)
紀一の父 平山浩行
石平りょうこ 矢田亜希子

まとめ

菊池和澄さんのポイント

・『税金で買った本』では資料課寄贈係の非正規職員・今村まひろ役
・1999年1月10日生まれ、茨城県出身、身長150cm、所属はMUKU
・2008年に9歳でデビュー、芸歴18年
・『ゲゲゲの女房』では布美枝の7歳期と長女・藍子の9歳期という二役
・2024年『虎に翼』で14年ぶりの朝ドラ出演、田沼(猪爪)玲美役
・高校や大学は非公表。「早稲田」の話は学生劇団公演への出演記録が出どころ

子役として画面に出続けてきた人が、大人になって同じ朝ドラの枠に戻ってくる。その積み重ねを知ってから今村まひろを見ると、うつむきがちな図書館員の芝居もまた違って見えてきます。

※出演情報はNHK番組公式サイトおよび所属事務所MUKUの公式プロフィール、2010年の報道に基づいています。

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