2026年8月24日スタートのNHK夜ドラ『税金で買った本』に、青木マッチョ(あおき まっちょ)さんが白井里雪(しらい さとゆき)役で出演します。主演の奥平大兼さん、西野七瀬さんに次ぐ3番手のクレジットで、NHKのドラマ出演はこれが初めてです。
お笑いコンビ「かけおち」のメンバーで、オリコンの「2025年 ブレイク芸人ランキング」では1位に選ばれました。そして経歴を辿ると、芸人になる前は6年間、消防士として働いています。
この記事では、青木マッチョさんの本名や経歴について、公式プロフィールと本人のインタビューで確認できたことだけをまとめます。
Contents
青木マッチョの本名は?公式プロフィールに記載はない
先に結論をお伝えします。所属事務所である吉本興業の公式プロフィールには、本名の欄そのものがありません。つまり、事務所として本名を公表してはいない、というのが正確なところです。
ただし、手がかりはあります。青木さんはKADOKAWAが運営するダ・ヴィンチWebで「青木マッチョの三十年史」という連載を2025年11月8日から執筆しており、その連載の紹介文に「青木マッチョ(本名、青木陽平)」と記載されています。本人が書いている連載の紹介文なので、信頼性は高いといえます。読み方については、確認できる記載が見当たりませんでした。
なお、ネット上には「『ラヴィット!』で小学生時代の賞状が映って本名が判明した」と書いている記事が複数ありますが、放送日も映像も確認できなかったため、この記事では根拠として扱っていません。
NHK夜ドラ『税金で買った本』白井里雪役|2026年8月24日スタート
現在いちばん新しいトピックが、この夜ドラ出演です。
項目 / 内容
番組 / 夜ドラ『税金で買った本』
放送 / 2026年8月24日(月)スタート・NHK総合
放送時間 / 毎週月〜木曜 午後10時45分〜11時00分
話数 / 全32話
配信 / NHK ONEで同時・見逃し配信予定
原作 / ずいの(原作)・系山冏(漫画)/講談社『ヤングマガジン』
主演 / 奥平大兼(石平紀一 役)
脚本 / 坂口理子
ヤンキー高校生の石平紀一が図書館でアルバイトを始め、そこでの出会いによって少しずつ変わっていく「ライブラリー・ヒューマンコメディー」です。奥平大兼さんにとっては連続ドラマ初主演となります。
青木さんが演じる白井里雪について、NHK公式の人物相関図はこう説明しています。「資料係の弁償・修理担当。マッチョな非正規職員。本と図書館を守るため日々筋トレに励む。手先が器用で、本の修理も担当している。空気を読まずに言いにくいことをサラッというタイプ」
本と図書館を守るために筋トレをしている図書館職員。かなり青木さん向けの役どころですが、本人のコメントが面白いんです。
「NHKの夜ドラに出させていただける人生とは思っていませんでした」
「自分が演じさせていただく白井里雪という人物を見て、完全にビジュアル採用だと思いましたが、筋トレを始めた理由が自分と全く同じだったりと、かなり感情移入することができました」(いずれもNHK公式のお知らせ・2026年6月25日)
「筋トレを始めた理由が自分と全く同じ」——この意味は、記事の後半で本人の言葉から分かります。
共演は西野七瀬さん(早瀬丸小夜香 役)、川島明さん(堀田係長 役)、磯山さやかさん、大友花恋さん、矢田亜希子さん、平山浩行さん、下川恭平さん(山田栄介 役)ほか。制作は東阪企画とNHKの共同です。
青木マッチョのプロフィール
項目 / 内容
芸名 / 青木マッチョ(あおき まっちょ)
生年月日 / 1995年7月31日(2026年8月時点で31歳)
出身地 / 愛知県名古屋市
身長・体重 / 180cm・90kg
血液型 / B型
所属 / 吉本興業(東京NSC27期)
コンビ / かけおち
特技 / ピアノ、ドラム、カリンバなどの楽器演奏/デッドリフト260kg/カエル倒立
趣味 / ソロキャンプ、銭湯巡り、絶叫マシン巡り、謎解き、クレヨンしんちゃんの映画鑑賞
(吉本興業公式プロフィールより)
デッドリフト260kgの隣にカリンバとクレヨンしんちゃんが並んでいるのが、この人の面白さを表しています。楽器については、4人兄弟全員が3歳から親の勧めでピアノを習っていたそうで、青木さんはピアノ講師の資格も持っています。
出身高校は愛知県立昭和高校|ラグビー歴9年
出身校は、名古屋市瑞穂区にある愛知県立昭和高等学校です。
高校入学と同時にラグビーを始め、主にウイングとして通算9年間続けました。消防士になってからも社会人チームで続け、芸人になると決めたときに退団しています。
「僕がラグビーを続けることができたのも、周りの人々に恵まれたからだと断言できます!」(aispo!web・2025年9月15日)
高校卒業後は進学せず、そのまま消防士になりました。
元消防士は本当|18歳から6年間、愛知・豊田市の消防で
「元消防士」という経歴は本当です。18歳から6年間、愛知県豊田市の消防で勤務していました。出身は名古屋市ですが、勤務先は豊田市です。
きっかけは、お兄さんのひと言でした。
「高校2年の時、兄に『消防士はどう?』と勧められたのがきっかけです。僕は高校でラグビーをやっていて、中1から筋トレも続けていたので筋肉を使う仕事に就きたいと思っていました」(ENCOUNT・2025年6月21日)
配属されたのは成績上位者が入る署で、1年目からレスキュー隊員として現場に出ています。火災現場で瓦屋根が崩落する場面に遭遇したこともあるそうです。
ただ、順風満帆というわけではありませんでした。進学校の出身で筆記試験は満点を取れるのに、実務では「できない」というレッテルを貼られる。「体がでかいのに元気がない」と怒られ続けた、とも語っています。2年目にはもう辞めたいと思っていましたが、踏み切れないまま時間が過ぎました。
その頃に出会ったのが、カリンバという楽器です。
「毎日とてもハードな仕事だったのでストレスが溜まると、よくYouTubeでヒーリング系の動画を探しました」
「隊員のみなさんをカリンバで癒やしていましたから、むしろ休憩中は平和でした」(いずれもENCOUNT・2025年6月5日)
レスキュー隊の休憩室でカリンバを弾いて隊員を癒やす消防士。特技欄にカリンバが載っている理由が、ここにありました。
消防士を辞めた理由は「単純に楽しくなかったんです」
退職したのは24歳のときです。理由を、本人はこう語っています。
「6年間勤め、24歳の時に退職しました。単純に楽しくなかったんです」(スタジオパーソル・2025年1月29日)
使命感の限界でも、仕事への幻滅でもなく、「楽しくなかった」。決め手になったのは、ご家族の様子でした。
「2人の兄が結婚して子供を産み、マイホームと車を買ったんです。親がうれしそうにしている様子を見て『俺はもう親を安心させなくてもいいな』と思いました」(同)
そもそも消防士を選んだ理由のひとつが「親を安心させられる仕事だから」でした。その役目を兄たちが果たしてくれたなら、自分は自分の道を選んでいい——そういう理屈です。
辞め方も、この人らしいものでした。
「痔の手術で1か月間、入院することになって。だから入院前に『辞めます』と言ってそのまま逃げました」(求人ボックスジャーナル・2026年4月9日)
そして、こう続けています。
「『逃げる』という言葉は一般的には良くない使われかたをすることが多いですけど、プラスの逃げならいいんだと思います」(同)
なお、青木さんは現在も消防と関わりを持ち続けています。2025年3月には、自身がもともと働いていた消防署で1日消防署長を務めました。逃げた場所に、呼ばれて戻っているわけです。
上京の動機は「東京に行きたかっただけ」
消防士を辞めたあと、約1年のフリーター期間を経てNSC(吉本興業のお笑い養成所)に入ります。東京NSC27期です。
ここも、よくある「芸人を目指して上京」という話ではありませんでした。
「実は芸人になるためではなくて、『東京に行きたかった』だけなんです」(ENCOUNT・2025年6月21日)
転身先として、最初はパイロットや映画俳優も考えたそうですが、年齢的に難しいと判断。NSCに入る前の1年間は、都内でアルバイトをしながら「キャラづくり」のために体を大きくすることに集中しました。
「消防士時代は『体がでかいのに元気がない』と怒られ続けていたので、それを強みにしたら面白いと思ったんです」(スタジオパーソル・2025年1月29日)
怒られ続けた欠点を、そのまま芸風にする。「ノーリアクションの筋肉芸人」というキャラクターは、こうして設計されたものでした。
ちなみに、あの体格でありながら人前で脱がないのも本人なりの理由があります。
「体が2倍くらい大きくなっても、中身はガリガリで不良に絡まれている中学1年生の自分のままなんです」(Web Magazine VITUP!・2025年4月4日)
中学1年生のときに不良に絡まれた記憶から体を大きくし始めた——これが、夜ドラの役柄について本人が言った「筋トレを始めた理由が自分と全く同じ」の中身です。
コンビ「かけおち」相方は赤木細マッチョ
青木マッチョさんはピン芸人ではありません。「かけおち」というコンビのメンバーです。
項目 / 内容
コンビ名 / かけおち
結成 / 2022年4月1日
相方 / 赤木細マッチョ(1999年10月2日生・埼玉県出身・東京NSC27期)
相方の赤木細マッチョさんは、以前は「赤木ぼうず」という芸名で活動していました。結成当初は3人組でしたが、現在は2人組で活動しています。
賞レースについては、UNDER5 AWARD 2024で東京3回戦を通過し準決勝に進出しています。決勝進出の経験はまだありません。
ブレイクは『ラヴィット!』から|オリコン ブレイク芸人ランキング1位
青木さんの名前が広まったきっかけは、TBS『ラヴィット!』です。2024年4月11日から出演しています(コンビではなく青木さん個人での出演)。
そして2025年12月20日に発表されたオリコン「2025年 ブレイク芸人ランキング」で、1位に選ばれました。2位はバッテリィズ、3位はひょうろくです。
ブレイクの実感については、こんなふうに語っています。
「去年は気がついたら1年が終わっていました。いっぱいいっぱいで、ほぼ記憶がありません」(女性セブンプラス・2026年1月14日)
芸風について本人が明かした裏側も面白いところです。テレビでほとんどリアクションを取らないことについて、「あのときは自分の無表情が面白いと思っていたので、ノーリアクションを貫きました」(Real Sound・2026年1月25日)。あれは天然ではなく、意図的な設計でした。
活動の幅も広がっています。2025年11月1日にはYouTubeのソロチャンネル「孤独のマッチョ」を開設。2026年8月2日・9日にはBSよしもとで初の冠番組『青木マッチョのソロ活日記』が放送されます。俳優としては2025年7月公開の映画『ババンババンバンバンパイア』に出演し、2026年9月25日公開予定の映画『藁にもすがる獣たち』にも出演します。
「化け物みたいなこの大きい体を生かして、この体じゃなきゃできないようなアクションとかをさせてもらえたらうれしいです」(お笑いナタリー・2026年7月27日)
青木マッチョは結婚している?家族について語っていること
結婚については、本人・事務所ともに公表していません。独身かどうか、交際相手がいるかどうかについても発信がなく、確認できませんでした。
一方、ご家族については本人がよく語っています。4人兄弟で、消防士を勧めてくれたお兄さんを含め、お兄さんが2人います。4人全員が3歳から親の勧めでピアノを習っていたことは、先に触れたとおりです。進路を決めるときも、兄たちが家庭を持つ姿が判断材料になりました。
将来の話も、この人らしいスケールでした。
「6年前に上京するまで150万円したハーレーダビッドソンの大型バイクに乗っていたんです。それをまた買えるくらい稼いで、ハーレーに乗って山奥の温泉に行きたい」
「オードリーの春日さんのように、いるだけでおもしろい芸人になりたい」(いずれも女性セブンプラス・2026年1月14日)
まとめ
青木マッチョさんの本名は、事務所の公式プロフィールには記載がありません。本人が執筆するダ・ヴィンチWebの連載紹介文に「本名、青木陽平」と書かれているのが、現在確認できる唯一の記載です。
経歴は、愛知県立昭和高校を卒業後、18歳から6年間、愛知県豊田市の消防で勤務。24歳で「単純に楽しくなかったんです」と辞めて上京し、東京NSC27期を経て2022年にコンビ「かけおち」を結成。2025年にはオリコンのブレイク芸人ランキング1位に選ばれました。
そして2026年8月24日から、NHK夜ドラ『税金で買った本』に白井里雪役で出演します。本と図書館を守るために筋トレをしている非正規職員。「筋トレを始めた理由が自分と全く同じ」と本人が語る役です。月曜から木曜の夜10時45分から、15分間の放送です。










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