2026年1月1日、俳優の長澤まさみさんが結婚を発表し、お相手として名前が挙がったのが映画監督の福永壮志(ふくなが たけし)さんです。「福永壮志って何者?」「どんな作品を撮ってきた人?」と気になった方も多いはずです。
先に一言で答えると、福永さんは結婚のずっと前から世界の映画祭で評価されてきた国際派の映画監督です。この記事では、公式情報と本人の発言をもとに、福永壮志さんの経歴と代表作をまとめました。
Contents
福永壮志は何者?『SHOGUN 将軍』第7話を撮った映画監督
福永壮志さんは、北海道出身の映画監督です。ニューヨークで映画を学び、長編映画で国際映画祭の賞を受け、近年はエミー賞を席巻した話題作『SHOGUN 将軍』や『TOKYO VICE』といったハリウッドの大型ドラマシリーズでも監督を務めました。
つまり、「長澤まさみさんの夫」として突然現れた人ではなく、10年以上かけて国際的なキャリアを積み上げてきた実力派。現在は東京を拠点に活動しています(本人公式サイトより)。
プロフィール
- 名前:福永壮志(ふくなが たけし)
- 生年:1982年(映画.comのプロフィールでは1982年9月10日生まれ)
- 出身地:北海道伊達市
- 職業:映画監督
- 拠点:東京(ニューヨークから移住)
身長などの個人的な情報は公表されていません。
学歴|伊達緑丘高校からニューヨークの映画学部まで
福永さんの学歴は、日本の俳優・タレントとはかなり毛色が違います。
学校 / 備考
北海道伊達緑丘高校 / 地元・伊達市の高校
ミネソタ州立大学機構秋田校 / 日本国内のアメリカの大学分校
ミネソタ州の大学 / 渡米
ニューヨーク市立大学ブルックリン校 映画学部 / 2007年卒業
2003年、20歳を過ぎてからの渡米でした。そこから映画の本場ニューヨークで学び、卒業後も現地で映像編集の仕事をしながら自主制作を続けたといいます。日本の映画業界の助監督コースを歩まず、海外で一から積み上げた叩き上げの監督です。
経歴|2003年の渡米からニューヨーク、そして東京へ
福永さんのキャリアの転機は2015年。ニューヨークで暮らすリベリア人のゴム農園労働者を主人公にした長編デビュー作『リベリアの白い血』が、ベルリン国際映画祭のパノラマ部門でワールドプレミア上映され、ロサンゼルス映画祭では「U.S. Fiction Award」を受賞したのです。日本人監督が、アフリカ移民の物語で欧米の映画祭に認められる——異色のデビューでした。
その後、拠点を日本に戻しながら、北海道・アイヌをテーマにした作品群や、ハリウッドの大型シリーズの演出へと活動を広げていきます。
代表作|『リベリアの白い血』からアイヌ二部作・『山女』まで
リベリアの白い血(2015年)
長編1作目。ニューヨークのリベリア人コミュニティを描き、インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞にもノミネートされました。
アイヌモシㇼ(2020年)
長編2作目は、故郷・北海道のアイヌの「現在」を描いた作品。トライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門で審査員特別賞(Special Jury Mention)を受けました。
この作品で福永さんがこだわったのが、アイヌにルーツを持つ当事者のキャスト起用です。本人はインタビュー(nippon.com・2020年10月)で、従来の劇映画ではアイヌ役を和人が演じることが多く「作られた感じ」があったと語り、当事者が演じることの意味を強調しています。そして、こう言い切っています。「アイヌを知るということは、日本を知ることでもあります」
山女(2023年公開)
江戸時代の東北の山村を舞台にした長編3作目。東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されました。
アイヌプリ(2024年)
アイヌをテーマにしたドキュメンタリー作品で、釜山国際映画祭でプレミア上映。劇映画『アイヌモシㇼ』と合わせて、アイヌ二部作と呼べる仕事です。
『SHOGUN 将軍』と『TOKYO VICE』|ハリウッド大型シリーズでの演出実績
福永さんの名前を世界に広げたのが、海外ドラマでの仕事です。
2024年、HBO Maxの『TOKYO VICE』シーズン2で第5話・第6話を監督。同年4月にはディズニープラスで配信された『SHOGUN 将軍』シーズン1の第7話「線香一本の時」の監督を務めました。『SHOGUN 将軍』はエミー賞を席巻した世界的ヒット作で、そのうちの1話を任された日本人監督が福永さんです。
なお、ネット上には「『SHOGUN』で長澤まさみと出会ったのでは」という話も見られますが、長澤まさみさんは『SHOGUN 将軍』に出演していません。この説には根拠がないので、注意が必要です。
受賞歴|「受賞」と「出品」を正確に整理
福永さんの実績は、ネット上で「ベルリンで受賞」などと不正確に広まっていることがあるので、ここで正確に整理しておきます。
映画祭・賞 / 正確な実績
ロサンゼルス映画祭2015 / U.S. Fiction Awardを受賞(リベリアの白い血)
ベルリン国際映画祭2015 / パノラマ部門でワールドプレミア上映(=出品。受賞ではない)
トライベッカ映画祭2020 / 審査員特別賞(Special Jury Mention)を受賞(アイヌモシㇼ)
インディペンデント・スピリット賞 / ジョン・カサヴェテス賞にノミネート(受賞ではない)
東京国際映画祭2022 / コンペティション部門に選出(山女)
「出品」も国際映画祭では十分な栄誉ですが、「受賞」とは区別して書くのが正確です。
長澤まさみとの結婚|2026年1月1日の公式発表で語られたこと
2026年1月1日、長澤まさみさんの所属事務所・東宝芸能が、公式サイトと公式Xで長澤さんの結婚を発表しました。事前に交際が報じられたことは一度もなく、完全なサプライズ発表でした。
発表には長澤さんの直筆コメントが添えられており、その中で「映画監督の福永壮志さんと入籍しました」と、お相手の名前が明かされています。事務所名義の発表文自体には相手の名前はなく、直筆コメントで本人の言葉として伝えられた形です。なお、福永さん側からのコメントは確認されていません。
二人の馴れ初めについては、公式に語られた情報はありません。女性自身が、匿名の映画関係者の話としてリリー・フランキーさんの仲介説を報じていますが、あくまで報道ベースの情報です。
まとめ
福永壮志さんは、北海道伊達市からニューヨークへ渡り、リベリア移民の物語で世界にデビューし、故郷のアイヌを撮り、ハリウッドの大型シリーズに招かれた国際派の映画監督です。長澤まさみさんとの結婚で一気に全国区の名前になりましたが、その実績は結婚のはるか前から、世界の映画祭が認めてきたものでした。
「アイヌを知るということは、日本を知ることでもあります」——外から日本を見つめ続けてきたこの監督が、次にどんな物語を撮るのか。今後の作品にも注目です。










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