2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』第15回「姉川大合戦」(2026年4月19日放送)で初登場し、秀吉・秀長・正勝の3人を同時に相手にしても一歩も引かない猛将ぶりで視聴者を沸かせた藤堂高虎。
この規格外のキャラクターを演じているのが、俳優・佳久創(かく そう)さんです。
「この藤堂高虎役、迫力がすごいけど何者?」と気になった方も多いはず。先に結論を言うと、佳久創さんはラグビーの日本代表候補にまで名を連ねた元アスリートで、父は中日ドラゴンズのレジェンド投手・郭源治さんという異色の経歴の持ち主です。
この記事では、本人がインタビューで語ってきた言葉をもとに、佳久創さんの経歴と家族、そして俳優になるまでの道のりをまとめました。
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プロフィール
- 名前:佳久創(かく そう)
生年月日:1990年10月28日
出身地:愛知県名古屋市
身長:185cm
血液型:AB型
所属事務所:アクロスエンタテインメント
出身大学:明治大学法学部
『豊臣兄弟!』藤堂高虎役の怪力が話題
佳久創さん演じる藤堂高虎は、当初は浅井長政の家臣として第15回に初登場。
のちに豊臣秀長・秀吉に仕えることになる猛将です。
頭脳明晰で沈着冷静な石田三成とは対照的に、短気で不器用ながら、圧倒的な腕力を持つキャラクターとして描かれています。
特に話題を呼んだのが、第18回の「仏様抱っこ」シーン。
坐禅中に火事を装うテストで、命令通り微動だにしなかった三成を、高虎が坐禅の姿勢のまま抱え上げて運び出すという場面です。
このシーンは、三成役の松本怜生さんの「坐禅のまま運ばれたら面白いのでは?」という提案から生まれたもので、佳久創さんは「できるよ」と即座に応じて実現させました。
SNSでは「仏様抱っこ」という言葉が生まれ、高虎の腕力と三成の体幹の両方を称える声が相次ぎました。
石田三成、竹中半兵衛を抱える藤堂高虎
これ、お姫様抱っこじゃなくて仏様抱っこだな#豊臣兄弟 https://t.co/L1bIkH7gIo pic.twitter.com/hi8pxd6AaR
— 壁の中のせつ子さん (@SetuInTheWall) May 10, 2026
同じ『豊臣兄弟!』で石田三成を演じる松本怜生さんについては、こちらの記事でまとめています。
→(リンク:松本怜生の家族構成記事)
ラグビー日本代表候補だった過去
佳久創さんの最大の特徴は、俳優になる前はラグビー選手だったという経歴です。
愛知高校から明治大学ラグビー部(2009〜2013年)へ進み、ポジションはウイング。
卒業後の2013年にはトヨタ自動車ヴェルブリッツに入団し、日本代表候補にも名を連ねる将来を嘱望された選手でした。
しかし、大学時代の怪我の影響が大きく、2015年、24歳の若さでラグビー選手を引退します。
あの怪力は、トップレベルで鍛え上げたアスリートとしての身体そのものだったわけです。
燃え尽きた先で見つけた俳優の道
競技を離れた佳久創さんは、しばらく「燃え尽き切れない思い」を抱えて過ごしていたといいます。
そんなとき、現在の所属事務所のオーディションを受けることを決意。「合格したら上京して役者に挑戦する。不合格ならきっぱり諦めてトヨタ自動車で会社員を続ける」と自分に条件を課したそうです。
結果は合格。2017年8月に会社を退社し、俳優の道へ本格的に歩み出しました。
実は幼い頃から芝居ごっこが好きで、双子の兄・耀さんと一緒に演じて遊んでいたといい、俳優への関心は子どもの頃から芽生えていたようです。
デビュー後は、ラグビーを題材にしたドラマ『ノーサイド・ゲーム』(2019年)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)の武蔵坊弁慶役、特撮『王様戦隊キングオージャー』(2023〜2024年)のハチオージャー役など、その恵まれた体格を生かした役で存在感を発揮してきました。
家族構成|父は郭源治、双子の兄も
佳久創さんの家族は、非常に個性豊かです。
父親は、中日ドラゴンズで「炎のストッパー」として活躍した元プロ野球選手の郭源治さん。
台湾出身で、1989年に日本へ帰化した際に「郭」から「佳久」へ姓が変わりました。
母親は日本人で、双子の兄・佳久耀さんは元社会人野球選手で、現在は佳久創さんと同じく俳優として活動しています。このほかに姉と妹がいる、きょうだいの多い家庭で育ちました。
佳久創さんは「きょうだいはみんな仲が良くて、すぐふざけ合います」と語っており、この家族の存在が、引退や転身といった人生の節目で支えになってきたことをうかがわせます。
「郭源治の息子」と比べられた子ども時代
華やかに見える家庭ですが、有名なアスリートを父に持つ苦労もありました。
佳久創さんは、「あいつ郭源治の息子らしいぞ」と周囲に言われるたびに、「変に期待されているとわかり、やりづらかったです」と、当時の複雑な胸の内を明かしています。
父・郭源治さんの指導も独特でした。「父は天才肌なので、感覚で『あなたは、ここ、もっとこう』という具合に『こう』と『そう』しか言わない」。感覚派の父の教えにはなじめず、一度は部活から足が遠のいた時期もあったといいます。
父と同じ野球ではなくラグビーを選んだ背景には、こうした事情もあったのかもしれません。
ラグビーを引退したときには深く落ち込みましたが、そんな佳久創さんを支えたのは母でした。
「人生には落ち込むときがあるけど、そこで自分の人生を判断してはいけない」という母の言葉が、再び前を向くきっかけになったといいます。
俳優の養成所に入る背中を押したのも母だったそうです。
そして、俳優への転身を父に報告したとき、郭源治さんはこう言ったといいます。
「あなたが決めたことなら応援します」。ラグビーのときと同じように、父は息子の選んだ道を否定しませんでした。
父の名前と比べられ続けた少年は、自分で選んだ俳優という道で、いま大河ドラマの猛将役を掴み取っています。
まとめ
佳久創さんは、ラグビー日本代表候補という輝かしい経歴を怪我で手放し、燃え尽きた先で俳優という新たな道を見つけた苦労人です。
父・郭源治さんという大きな存在と比べられながらも、自分の力で掴んだ大河ドラマ『豊臣兄弟!』の藤堂高虎役は、その怪力とまっすぐな人柄で作品に欠かせない愛されキャラクターになっています。
『豊臣兄弟!』は、NHK総合で毎週日曜20時から放送中です。










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